乳幼児教育の重要性
無限の可能性を秘めている
生まれてすぐからの
Wait(待つ)Watch(観察する)Wonder(なぜだろうと想像する)
乳幼児は、学びたがっている
乳幼児は、その置かれた環境から、日々、様々なことを吸収している
この時期の適切な環境と刺激は、滋養分たっぷりの恵みの雨そのもの
生後6ヶ月で生まれた時の2倍の重さ
3歳で約1000グラム(大人のほぼ80%)に
その後、7〜8歳で約90% → 20歳前後で完成
誕生してから成人するまでの間、身体は段階的に成長していきます。
中でも脳や神経系は幼少期に著しく発達していきます。
このことは「スキャモンの発達曲線」でよく知られています。
乳児は、物理的および社会的な環境との相互作用を通じて、知覚やコミュニケーションを洗練させると考えられるが、新生児には感覚統合や模倣のような一見高度な能力がすでにあり、それらが一旦失われた後に成熟した機能として出現することがしばしば報告されている。この現象にも、サブプレートの縮退と皮質の成熟が絡んでいる可能性がある。生後3ヶ月ごろには、大脳の感覚野や連合野において、視聴覚、言語、認知機能に関連する脳領域に特化された活動が見られ(図16)、3ヶ月児であれば、成人と同様な体験をしているのではないかと想像される(文献20)。
図17に示すように、胎児期の脳の構造と機能の発達に応じて、自発的な運動や睡眠が組織化され統合される仕組みが明らかになりつつある。生後、乳児は、胎児期の行動を基盤としつつ、それらを環境に適応させるたに再構成し、個体全体としての統合を保ちながら、大脳皮質による高度な機能分化や専門化を実現していくと考えられる。新生児や乳児の内部で起きている劇的な変化や個人ごとの主観的な体験を、今後どこまで捉えられるかは、脳の発達研究の大きな挑戦である。
脳は環境と共生するための念入りな仕組みを備えている。脳の発達に関連する、自発的な形態形成、行動生成、環境との共生について、より深い理解が必要である。